取出涼子 医療ソーシャルワーカーdiary

取出涼子です。私が先輩や先達から、そして部下や後輩から教わってきたソーシャルワークに関することを発信します。

SWのポジショニング

2020.12.6 ソーシャルワーク援助プロセスを大切にすると援助が整う

ソーシャルワーカーはソーシャルワーク援助プロセスを大切にし、意識して業務に取り組むだけでもっともっとプロフェッショナルになるのにな、と思うことが増えました。回復期リハ病棟に勤めるようになってから、そして、ケアマネジャーのスーパービジョンも…

2020.11.1 奥川幸子さんから学んだ、8つの枠組みと、8-2「専門職としての援助業務遂行のための組み立てと実行」について その2

専門職としての援助業務遂行のための組み立てと実行、を考える際、病院に勤めるソーシャルワーカーだった場合、専門職としてソーシャルワーカーが病院に存在する意味を明確にし、存在を育み、広がりを持たせ、かつ、際立たせることと、いざというときにはそ…

2020.11.1 奥川幸子さんから学んだ、8つの枠組みと、8-2「専門職としての援助業務遂行のための組み立てと実行」について

このブログを書きたいと思った理由のひとつに、私の恵まれたソーシャルワーカー人生に登場してくださったたくさんの先達の皆さんからの教え、があります。 いろいろな限界のある自分がここまでソーシャルワーカーとしてやってこられたのは、その恵まれた環境…

専門性の公言と「バレーボールの線審」体験について

事例を通したいろいろな発信をする、と公言しておきながら、 その前に、専門性の公言についての私の考えと、私が経験した「バレーボールの線審」体験について、書き留めておこうと思います。私は、大学時代に、松本栄二先生に「Professionというのは、profes…

ブログ再開のご挨拶と「ポジショニング③」:勤めている職場の期待に応えることについて

3年、間をあけてしまいましたが、匿名に切り替えてブログを再開することにいたしました。 書きかけていた3つ目の「ポジショニングについて③」をここに記したら、今後は、架空の事例を通して、私が考えるソーシャルワークについて、お伝えしていきたい、と思…

「ポジショニング②」;仕事を創るということ 

透析施設では、1階の事務室にソーシャルワーカーは事務の方、管理栄養士さんと机を並べていました。先輩のソーシャルワーカーがいて、社会人としてもソーシャルワーカーとしていましたが、朝はおはようございます、帰りはお疲れ様です、というところから、仕…

「ポジショニング①」;ソーシャルワーカーとしてやりがいをもって医療機関で働くために必要なこと

福祉系大学を卒業し、透析施設での業務開始をしてから半年くらいは、なにをどうしたらよいのかわからず、泣いてばかりいました。本当に泣いていました。それは、透析患者さん(以下、透析者)が通う通院の透析クリニックのソーシャルワーカーとしてなにを業…

悩み多き病院のソーシャルワーカーとお会いするとき・・・

私が現在勤務する病院では、ときどき外部の病院からの見学や研修を受け入れています。その際、ソーシャルワーカーが来院してくださり、短い時間ですがお話をすることがあります。深い悩みをおもちのソーシャルワーカーもいらっしゃいます。 若手のソーシャル…

「ブログ始めました。病院のソーシャルワーカーのみなさんとまじめな雑談をしたいです」

私は病院で働くソーシャルワーカーとして30年以上がたちました。この間に学んできたこと、患者様・ご家族の支援に役に立つと思うこと、などを、お会いしたことがない同志(病院のソーシャルワーカー)と伝えあいたい、と思ってきました。 職場でも研修会でも…