取出涼子 医療ソーシャルワーカーdiary

取出涼子です。私が先輩や先達から、そして部下や後輩から教わってきたソーシャルワークに関することを発信します。

SWのニーズ把握からアセスメントまで

2021.6.14 情報を分析・統合し、「ノーマティブニーズ」と「フェルトニーズ」とそのギャップのアセスメントすること。

「評価」「アセスメント」という言葉がソーシャルワーカーにとって当たり前になりました。でも私は、ずいぶんと長いこと「評価」「アセスメント」といったときに、ソーシャルワーカーとして自分が実際に何をしているのか、については疑問を持ち、なんとか具…

2021.2.15 脱「根掘り葉掘り」:基本情報を引き出す「ストーリーで聴く」姿勢

基本情報は、基本のキなのに、実に難しい、ということの第2弾です。 コツは、「根掘り葉掘り聞かない」ことなのだろうと思いますがどうすれば「根掘り葉掘り」ではない聴き方ができるのか。 奥川幸子さんは、情報は、聞くのではなく、引き出すんだ、とよくお…

2021.2.14 大事な情報収集:基本情報

家族構成や家族の年齢、家族が働いているかどうか、どのような仕事についているのか、同居人は誰か、など、基本情報と呼ばれているものを聴くことは意外に苦手なソーシャルワーカーもいるのではないかと思います。私も苦手でした。相手の個人情報を根掘り葉…

2021.1.16 情報収集と予備的共感

情報収集をする際、「予備的共感」と「映像的理解(またはストーリーで聴く)」の2つが私のキーワードです。 予備的共感とは、クライエントに会う前に、事前情報から、「こんな人で、こんな生活を送ってきて、この病気になり、こういうことを医師から説明を…

情報収集について

クライエントと出会って、具体的にアセスメント面接に入り、いろいろな情報収集をする段階について考えていることを書きたいと思います。 まず、情報収集は目的ではなくアセスメントするための手段であること。 新人の頃は、ソーシャルワーカーとしてクライ…

2020.11.15 問題の発見と「驚きまなこ」について

過去のブログで、私は自分を「月タイプ」または「猿(のものまね)」タイプ、とお伝えしましたが、ソーシャルワーカーの特異性のひとつに、生活課題を抱えている人を「発見」していく力が求められていることから、「月タイプ」はソーシャルワーカーらしく活…